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古美術 螺鈿巻卓 花台
「帝室技藝員」であった日本画家「望月玉泉（もちづきぎょくせん）」の三周忌追悼記念に、その子である日本画家「望月玉渓（ぎょくけい）」が画いた燕蒔絵丸盆です。茶道具　伊藤松次作　桜樺細工　銀杏蒔絵　香合　共箱　V　8027。\r\r生前お茶（裏千家）を趣味にしていた母が譲り受けた茶道具の一つです。★螺鈿　棗　茶入　漆塗 漆芸　木製　茶道具。\r共箱、青いウコン布、蓋に箱書き、「丸盆」、裏に「望月先生直筆之塗　塗物師」と落款印「宗與？」が、消された跡も（写真１０～１４）。【会津漆器　4.5寸　3段重箱/姫重】天然木製　古代朱色　大森漆器店　未使用品。\r木地溜塗の菓子盆の裏には直筆とされる画号と花押が（写真８）。古民具　根来塗　朱塗　薬器　仕覆付　M　R7440。難しい崩し字ですが「望玉渓」と判読、花押とも「望月玉渓」の字体と一致が確認出来、箱書きは「玉渓先生の手による燕蒔絵と画号・花押、この塗りは塗師（ぬし）・宗與による」と解釈出来ます。木製漆器 時代 竹図 闇蒔絵 黒塗銘々盆 十九客 15.8cm 木皿 MA17。\r\rちなみに、画家「望月玉渓」は特に花鳥画を得意とし、崇高で高貴な作と画壇で高い評価。【ご成約】明治伊万里 染付金彩 麒麟に花蝶 4寸皿と豆皿 骨董 アンティーク。確かに、羽毛まで緻密に描かれた燕は、崇高で高貴さを感じます。美品　輪島塗り 吸物碗 ５客セット　箱付。\rまた、塗師「宗與」は、千家十職の一つの塗師中村家「中村宗哲」の歴代なのでしょうか、関連は不明です。大内塗 懐石膳 十客揃 四方盆 金蒔絵真塗 天然木 時代物 B990。なお、中村家は明治以降は茶道具の塗師専業。時代輪島塗 一富士二鷹三茄子金銀蒔絵 黒塗吸物椀 五客 木製 茶懐石 CL54。\r\r大きさ重さはおよそ次の通りです。中国　剔紅　堆朱　内七宝　花文瓶　高さ約39㎝　唐木台付　Y　R7494B。\r丸盆は、直径２４ｃｍ、高さ１．８ｃｍ、\r重さ１２５ｇです。茶道具　塗師　宗勝作　真塗　菊桐四君子蒔絵　炉縁　共箱　V　8398A。\r共箱は、２６ｃｍ四方、高さ４．３ｃｍ、\r重さ４７５ｇです。山田平安堂 白檀　椿皿■5枚セット。\r\r著名な両日本画家については以下の【】の解説（ネットからの部分引用）を参考にしていただければ幸です。輪島塗 菓子盆。\r【「望月玉泉　１８３４～１９１３年（大正２年）」は明治～大正にかけて活躍した四条派の日本画家、現在の「重要無形文化財（人間国宝）」の前身とされる「帝室技藝員」であった。BJ114 江戸期　時代漆器　光琳蒔絵　梨地金蒔絵　御料紙文庫　御硯箱　書道具。\rその子「望月玉渓　１８７４～１９３８年（昭和１３年）」は父に師事し望月派５代目を継ぐ。瓢箪雀蒔絵 広盆 大小一組 黒塗 金銀 螺鈿 木製漆器 広蓋 長方盆 花鳥MA9。代々御用絵を描いてきた望月派は、御所にも出入りを許された家系。漆塗り 硯箱 筆 墨 セット。\r「帝室技藝員」とは、戦前の日本で宮内省によって運営されていた、美術家や工芸家の顕彰制度。竹漆塗り箱　竹細工　蓋付き書類入れ　小物入れ　昭和レトロ　金彩　工芸品。日本の優秀な美術家・工芸家に帝室（皇室）からの栄誉を授けて保護し、更に斯界の奨励、発展を図ろうとした制度で明治２３年設置、昭和２２年廃止。靖国神社。】\r\r玉泉三周忌追悼記念の特別の作品であり、経年が１００年以上の希少で貴重なアンティークな漆芸品です。鈴木雅也 三友一閑塗り 飾り盆。共箱、共布は汚れや変色、キズなどは否めませんが、丸盆には目立つような汚れや傷みはなく状態は比較的良好と言えます。秀衛塗　夫婦碗。アンティークコレクションだけではなく、お茶道具（菓子器）として活用していただければ幸です。シルバー 入り子膳 大小2点セット。