【レビューで送料無料】 北亞墨利加小舶之圖　マンハッタン號　 筒井肥前之守（筒井政憲）舊藏　幕府御用繪師畫 和書

■商品詳細

【書名】 北亞墨利加小舶之圖 マンハッタン號  筒井肥前之守（筒井政憲）舊藏

【巻冊】 一枚

【著者】 幕府御用繪師畫

【成立】 弘化頃寫

★ 紙本 53×47㎝

★ 「北亞墨利加小舶之圖」と記すこの帆船はマンハッタン號事件で知られる米國捕鯨船のマンハッタン號440屯である。佐久間義和『奥羽観蹟聞老志』（全20巻20冊揃）明治16年 宮城県蔵版 明治時代和本 江戸時代前期の仙台藩地誌。弘化２年（1845）4月18日に漂流した日本人22人を乘せて初めて米國船が浦賀に入港した事件である。范成大著 清田黙（校）『范石湖四時田園雑興詩鈔 全』明治12年 清田黙刊 漢詩集 明治時代和本 中国宋代の漢詩人 南宋四大家。

★ マンハッタン號の船長のマーケイター・クーパーが日本を公式に訪れた最初の米國人となった。A234 梵字貴重資料集成　図版篇　解説篇　2冊セット　東京美術　昭和55年　初版。1843年11月9日にニューヨーク州ロングアイランドのサグハーバーを出港してマンハッタン號は南米ノケープ・ホーン岬を回り太平洋に出て西へと向かい約一年間にわたり捕鯨活動を行い1845年2月に小笠原諸島の父島に補給のため立ち寄った。【非売品】公爵徳川家達謹書 皇宮　昭和８年１０月５日発行　当時物　大日本帝国　大日本皇道奉賛會　書物。

★ 同年3月14日に食糧として海龜の肉を入手するため父島から鳥島を訪れた際にクーパーは海岸で難破船を發見してあたりを探索したところ遭難して漂着していた日本人11人を發見した。古文書 古書 水戸光圀 「水戸義公家訓」 水戸藩 水戸黄門 歴史資料 (レターパックライト発送）。クーパーは日本人ヲ救出シ日本ニ向カッタガ、翌日モ江戸カラノ歸路デ難破していた小寳丸を發見し又も日本人11人を救出した。ポスター　結核予防。マンハッタン號は救助した日本人22人を乘せて江戸に向けて針路を取る。『狂言記』（4巻4冊＝巻2～5）元禄12年 野田重兵衛他刊 江戸時代和本 絵入狂言記 能楽・狂言台本集 お能。房総半島沖で日本の漁船に漂流した日本人を引き渡したいというメッセージを日本人2名に持たせて漁船に託して上陸させた。R-074865　斉白石　印譜(中国、唐本、古書、古本、書道具、和本)(R-074865)。メッセージを受け取った幕府はマンハッタン號の入港を認めた。f240502023〇彩色木版画 広重 富士三十六景 駿河薩タ之海上 静岡県静岡市清水区 アダチ版画研究所 昭和５０年〇和本古書古文書。約300隻の日本船がマンハッタン號を曳航して浦賀に港させた。海軍陸戦隊・上海戦闘記/有馬大佐・野村吉三郎序文/昭和7年/第1次上海事変/一般国民に海軍陸戦隊の行動を報告しその赫々たる武勲を證する。幕府の高官は友好的に對應して食糧や必要な物資を大量に渡したと云う。大菩薩峠絵本・第一・甲源一刀流の卷より間の山の卷まで/中里介山/昭和11年/唯一無二の大乗文学にして娑婆即寂光士の福音也/井川洗厓口。クーパーは幕府から書状を受け取り日本人救助に對する禮が書かれていたが、日本には二度と立ち寄らぬように求めるメッセージが記されたと云う。日露戦役写真帖・大本営写真班撮影・陸地測量部蔵版・THE RUSSO-JAPANESE WAR・15冊/小川一真/明治38年/第二軍・第山群・樺太軍・鴨緑江軍。

★ 4月21日に浦賀を出航したが太平洋を北上してカムチャッカで捕鯨を行った後に歸國した。完品 山口蓼洲『能狂言服飾文様』(全5集揃/彩色木版画全50枚揃) 昭和4年 板画会（京都市）能装束図案集 能楽 お能。クーパーは難破船にあった詳細な日本地圖『日本沿海圖』を入手して持ち歸り、後にペリーがそれを利用して浦賀入港の際に大いに役立ったらしい。当方、先祖より代々受け継がれ曽祖父蔵保管　書状　古文書。

★ 本圖には筒井肥前守の舊藏印は無いが、筒井の自筆史料群中にあった繪圖である。古書 弓野國之助 「加倉井砂山」砂山研究会 良書研究会 茨城県 偉人 歴史資料 水戸藩。安積艮斎や栗本鋤雲が絶賛する名奉行であった筒井は同じく名奉行の川路聖謨と外國との交渉の全權代表に任命される要職を歴任。櫻荘子後日物語 2編8巻揃　岳亭春信作 一蘭齋國綱（歌川國綱）画 文久元年☆草双紙黄表紙和本挿絵木版浮世絵江戸戯作読本浅倉一代記 B245yn。繪圖は極めて詳細で、星条旗の赤白交互のストライプは獨立時の13本を正確に描いている。写本 微毒要方 漢方学 薬学薬理学 東洋医学 江戸時代 戦前江戸期明治大正古書和書古本 NM。世に流布する米國船の星条旗はこの13本を正確に描くのは稀だと云う。大隈重信書簡　河野通倫宛　第一月五日附。おそらく幕府の御用繪師が浦賀に行き直接觀て寫生したものであろう。長谷川伸旧蔵書 曽我鍛編『松山叢談』（全4冊揃）昭和11年 豫陽叢書刊行会刊（愛媛県松山市）。